インターネットの普及で、全国どこに居ても料金が安くて評判の良い着物のクリーニング店を、簡単に見つけることができる時代です。
 
クリーニングを急ぎで出したい時は日数もかけず宅配などで対応してくれるなど便利になった反面、染み抜きがきちんとできてないなどのトラブルも耳にします。
 
 
そんな時代だからこそ、安心して着物をクリーニングに出せるお店を自分で見極める力を持ちたいですね。
 
 
そこで今回は、大切な着物を安心して預けることができる着物クリーニング店の選び方を紹介したいと思います。
 
料金が格安なネットなどは不安になりがちですが、なぜ料金の違いが出てしまうのかも紹介しますので、自分が求める着物のクリーニング店を選べるようになりますよ。
 
 

安心できる着物のクリーニング店の選び方

今の時代は洋服を取り扱うクリーニング店や呉服屋さんや着物専門のクリーニング屋さんなど、一言で

「着物のクリーニング」

といっても様々な種類のお店があります。
 
また、実店舗なのかネット店なのかの違いもあり、消費者の私たちにとって何を基準に選んで良いのかも分からず迷ってしまいますね。
 
 
そこでまずは、安心してクリーニングをお願いできるお店の選ぶために必要な下記の2点について紹介します。
 

  • ホームページなどの情報
  • 問い合わせした時の対応

 
 
「このお店ならば安心して着物をクリーニングに出せる」

を判断するにはこの2つを基準にします。
 
 
しかし、様々な情報が簡単に手に入る時代なだけに、ホームページでも問い合わせでも「良い店」をとりつくろうことは簡単です。

そのため、信頼があり安心できるお店かどうかの判断をすることが何より大切になってきますが、着物のクリーニングに関して知識のない消費者では、その判断は難しいです。
 
 
そこで上記2点のどこに注意して判断すれば、安心できるお店かどうかを見分けられるかを紹介したいと思います。
 

ホームページなどの情報から安心できるお店を見分ける方法

ネット社会が当たり前の時代に、着物のクリーニング店もホームページなどで料金や口コミを載せているお店が多く見られます。
 
着物のクリーニングのホームページ
 
その中から安心して着物を任せられるお店を見分けるには、まず下の8点に気を付けてホームページを見るようにしましょう。
 
 

  • 着物のクリーニングの種類別に細かく料金が表示してある
  • 着物のクリーニングの種類別に特徴や作業内容が分かりやすく説明してある(写真付きなら更に良い)
  • 説明文が素人でもわかりやすく理解できる
  • 実際にクリーニングした着物のビフォーアフターの写真が沢山ある
  • ホームページ内で着物のクリーニングに関しての疑問が解決できる
  • 作業の進行状況などを常にブログで発信している
  • 代表者や職人の名前や写真が表示してある
  • 良いことばかりでなく、できないことも正直に表示してある

 
 
着物のクリーニングは素人では良し悪しが分からないぶん、不安や疑問が多く

「どのお店が良いお店?」

かを判断するのが難しいです。
 
上記の8点によって、そのような不安や疑問が解決できるようなホームページを作っているお店は、消費者や技術に対して真摯に向き合っている様子がうかがえます。
 
 
どんな人がどのような姿勢や思いで、自分の大切にしている着物に関わってくれているか分かるようなホームページなら、安心してクリーニングを任せられますね。
 
 

直接問い合わせた対応から安心できるお店を見分ける方法

実際に電話やメールなどで直接問い合わせや依頼をお願いした時のお店側の対応から、安心できるお店かどうかを見分けることもできます。
 
着物クリーニング問い合わせ
 
電話で連絡を取る場合は、疑問や不安に対して分かりやすく丁寧に答えてくれたり、工程の内容や手続きの流れなど親切に教えてくれるお店がおすすめです。
 
説明の内容が分かりにくかったり、職人しかわからない業界用語を連呼したり威圧的な感じを受けるお店は、対応から信頼性を感じ取ることができませんね。
 
 
メールで連絡を取る場合は、返信の速さや詳細の書き方などから信頼感を得て安心に繋がります。
 
休みでもないのに返信が遅いとか、問い合わの内容や料金が

「見てみないと分かりません」

だけの返答で、なぜ見ないと分からないのかの説明や大体の目安料金の提示など、できる限りの対応をしてくれてると感じられない場合は要注意です。

クリーニングに対してもそのように粗末な対応をされる場合があるかもしれないと感じてしまいます。
 
 
目の前のことに向き合う姿勢や思いは、そのお店(人)の価値観に通じることです。
 
 
自分の大切な着物を、同じように大切に思い向き合ってくれてると感じられるお店は、安心してクリーニングを任せられますね。
 
 
どのようなお店の種類でも、上記にあげた点に気を付けて見極めることで、信頼と安心ができる着物クリーニング店を選べるようになります。
 
 
他にも着物のクリーニング店を選ぶときに基準の一つに料金の違いがありますが、その違いは消費者にとって分からない部分の一つでもあります。
 
 
特にネットなどで格安な料金設定のお店を見つけると、

「安いのは経済的にありがたいけど、大切な着物を出しても大丈夫かな?」

と不安になってしまいますね。
 
 
そこで、着物クリーニングの料金の格安なお店について大丈夫かどうかを紹介したいと思います。
 
 

料金が格安なネットの着物クリーニング店は大丈夫?

同じクリーニングの内容なのに、お店によっては料金が全く違うことで、私たち消費者は悩んでしまいます。
 
着物クリーニング料金
特にネット店などで探した場合は驚くほど格安なため、逆に心配になってしまったり。
 
しかし、料金が格安なネットだからといってクリーニングが粗末な仕上がりだとは限りません。
 

着物クリーニングの料金の安い高いの違いには様々な理由がありますが、大きく分けると「お店の種類の違い」「作業工程の違い」によって料金が変わってきます。
 
 
安い高いの料金の違いが分かりやすいように、下のお店の種類別に着物のクリーニングの工程を紹介したいと思います。
 

  • ネットだけのお店で実店舗を持たないお店
  • 洋服クリーニングを扱う一般的なクリーニング店
  • 呉服屋が扱うクリーニング店
  • 着物専門クリーニング店

 
 

ネットだけのお店で実店舗を持たないお店

まず初めに、ネット上だけで商品のやり取りをしていて、実店舗を持たないお店は店舗代がかからない分だけ料金が安くなるのは分かりますね。
 
 
その中でも下記の3つのクリーニング店の違いがあるので紹介します。

  • 一般的なクリーニング店
  • 呉服屋が扱うクリーニング店
  • 着物専門クリーニング店

 
 

一般的なクリーニング店での着物クリーニング

洋風を扱う一般的なクリーニング店に着物クリーニングをお願いする場合は、ドライクリーニングの「丸洗い」といわれる方法で行うのですが、その場合だと洋服のドライクリーニングと同じような比較的安い料金になります。
 
着物のクリーニング (2)
 
しかし、着物専門店の職人さんが行うような工程で着物をクリーニングされることはほとんどなく、洗剤や機械も洋服と同じ物が使われる場合もあるようです。
 
そのため、生地が縮んでしまったり染み抜きがきれいにできていなかったりとのトラブルも耳にします。
 
 
そのような事態が起きてもそれを直す技術もありませんし、トラブルを避けるために自社では行わず着物専門店に委託するお店もあります。
 
そうなると委託先のマージンも上乗せされるので、専門店に直接出すよりも料金が高くなってしまい

「初めから専門店にお願いした方が良かった」

と思ってしまいます。
 
 
染み抜きや汗抜きも取り扱っているお店もたまにありますが、その場合も専門店に委託することがほとんどなので結果マージン代が上乗せされるので高いです。

一般的なクリーニング店の料金の安い高いの違いはこのような背景によって変わってきます。
 
 
綿やポリエステルでできた着物や浴衣などでしたら、一般的なクリーニング店で格安に済ませるので十分ですが、絹や麻の着物はさけた方が良いですね。
 
 

呉服屋が扱う着物クリーニング

呉服店にはアフターサービスや集客のための手段として着物のクリーニングを行う場合があり、ネットでもよく見かけますね。

多くの呉服屋は提携している悉皆屋や着物のクリーニング専門店に委託します。
 

悉皆屋とは染めから洗い、仕立てのことなど着物に関する全ての相談を請け負ってくれる專門のお店のこと

 

 
呉服店の信用問題にもかかわるので工程的にも安心して任せられますが、仲介料が発生して料金が割高になる場合もあります。
 
 
しかし、呉服屋さんは着物を売るこで収益を上げれるので、着物のクリーニングはあくまでもサービスの一環や集客のためで格安料金で提供してくれる場合がほとんどです。
 
 
大手の呉服店ともなると、自社で着物クリーニングを行うお店もあるので、そのような場合だと料金も格安でできますね。
 
お店イベントの一環として、着物クリーニングの職人さんをお店に呼び直接クリーニングに関しての相談ができたりするのが呉服屋さんでクリーニングをお願いする時のメリットです。
 
 

着物専門クリーニング店

着物専門店はお店ごとに様々な理由で、クリーニングの料金に違いが出てきます。
 
 
たとえば、着物クリーニングの「丸洗い」に関しては下のような理由で料金が違ってきます。
 

  • どれだけの量の洗浄材料を使っているか?
  • どれだけ一枚の着物に手間をかけて下洗いや乾燥をしているか?
  • 一枚づつ洗うのか?大量の着物を一緒に洗うのか?
  • 利益率はどれだけか?

 
 
洗剤の量を少なく、やるべき工程を省略して一度に沢山の量の着物を洗えば料金は安く済みます。
 
着物のクリーニング
 
染み抜きに関しても同じように、どのような工程でどれだけの時間をかけたかによって料金は変わってきますが、当然仕上がりの差も出てきます。
 
あまりにも料金が安くて心配な場合は、

「下洗いはするのか?」
「一枚ずつ洗うのか?」

などのクリーニングの工程を自分が納得できるまで、問い合わせて聞いてみると良いですね。
 
 
他には、どれだけの量を一度に受注するかでも料金が変わってきます。
 
消費者が個人で一枚ずつクリーニングに出すときの料金と、呉服屋がイベントなどで集めた着物を一気にクリーニングに出す場合との違いでも、料金の差がでるでしょうね。
 
 
このように様々な背景によって着物クリーニングの料金に差が出ることがわかると、料金が格安だからといって

「クリーニングの質が悪い」

とは一概に言えないことが分かりますね。
 
 
自分が着物クリーニングに関して何を重要視するかによって選ぶお店も変わってきますが、料金と品質のバランスの自分が求めるコストパフォーマンスが良いお店を選ぶことをおすすめします。
 
 
着物のクリーニングの料金の違いは理解できても、おおよその料金の相場を知らなければ提示された料金が安いのか高いのかもわかりませんね。
 
そこで最後に、着物のクリーニングの料金の相場を紹介します。
 
 

着物クリーニングの料金の相場はいくら

着物のクリーニングの料金は、着物の種類の違いやクリーニングの種類の違いでも変わってきます。
 
そこで、それらの違い別に料金の相場を書いた記事を紹介します。


 
こちらの記事は、訪問着や普段着など着物の種類別の料金の相場と、丸洗いや染み抜きなどのクリーニングの種類の違いの料金の相場の一覧表があります。
 
 
自分の着物と照らし合わせて料金の相場を調べることができるので、これからクリーニングに出そうと考えている場合は参考になると思います。
 
また、自分の着物はどのクリーニングの種類に出せば良いのか分からない場合に役立つ、クリーニングの種類の紹介しています。
 
着物のクリーニングは、洋服のクリーニングとは違い汚れ別に様々な方法でクリーニングを行わなければならないので、クリーニングの種類を把握しておくことが肝心です。
 
「汗を洗いたかったのに汗は洗えてないの?」
「袖口の染みが抜けてない!」

など、着物のクリーニングに関してはよくある話なので、知識を付けておくことをおすすめします。
 
 
以上が、着物のクリーニングで安心できるお店の選び方の紹介でした。
 
 
着物のクリーニングのお店は様々な方法で選ぶことができますが、安心して任せられるお店を自分で選ぶ力を付けて、上手に賢く着物を楽しめると良いですね。