着物をコーディネートする際に、

「今日の場所には、この柄でも大丈夫なの?」
「格はあっているかな?」など

着物に施されている柄(文様)の種類や格が、出先の格や、自分の立ち場に合っているかどうかが気になりますよね。
 
 
着物の格とは、昔は身分を表す大切な役割を持っていましたが、時代の流れと共に今では昔ほど厳格な身分の上下を表すものでは無くなりました。

文様に限らず、着物の格や決まりごと(ルール)は、着物が衣服として確立されていく過程で、その時代毎の認識や思想から成り立ちできていったものです。

歴史を辿れば、成り立ちがわかり、現代の決まりごと(ルール)の真意が見えてきます。
 
 
そこで今回はコーディネートの際に悩みがちな、着物の柄(文様)の種類や格を、時代の背景をもとに紹介したいと思います。

着物の柄(文様)の種類と意味は?

着物の柄(文様)には、着る人の幸せを願う意味を含めて表現してあったりします。

その中には和歌や能をモチーフにした日本独特の教養や、遊び心を表現したユニークなものまであり、数多くの奥深い柄(文様)は、知れば知るほど面白いです。

そんな奥深い着物の柄(文様)の代表的な、下記8種類の文様の中から、「特徴」「代表的な文様」「その他の文様」を紹介していきたいと思います。

①植物文様
②自然文様
③動物文様
④器物文様
⑤割付文様
⑥正倉院文様
⑦有職文様
⑧名物裂文様

 

①植物文様

古代から日本人は、日本独特の四季を慈しみ、その時々の植物に敬意を持ち共存しながら、それらの植物を身近な大切な物への文様としてきました。

時には、植物文様は季節の美を表現する目的で、着物に使われたりします。

そんな植物文様の代表と言えるのは、やはり松竹梅でしょう。

植物文様:松

松は常緑樹で緑が変わらない事や、樹齢の長さから長寿の象徴とされています。

理想郷でもある蓬莱山(ほうらいさん)に生えると考えられていたため吉祥文様でもあります。通年使用OKな文様です。

松は常緑樹で緑が変わらない

植物文様:竹

一年中みずみずしい緑色で根が強く真っ直ぐ美しい竹は神聖な物として昔から神事に使われます。

中国では、四君子の一つでもあります。

竹と一緒に描かれている物に笹をよく見かけますが(画像もそうですね)、どちらもめでたい文様として通年使用OKな文様です。

一年中みずみずしい緑色で根が強く真っ直ぐ美しい竹

梅植物文様:梅

厳寒の中、ほかの花より先に咲く香り高い梅は、中国では逆境に耐える人生の理想とされ、日本では「万葉集」にも多く読まれ、縁起の良い花として愛されてきました。

天満宮の社紋でもある梅文様は、主に冬に使われる事が多い文様ですが、こちらも通年使用OKな文様です。

厳寒の中、ほかの花より先に咲く香り高い梅

中国では「歳寒三友」(さいかんさんゆう)として親しまれている松竹梅です。

日本では吉祥文様に当たりますが、中国では龍や鳳凰程の吉祥性を含むものではありません。

この様に同じ文様でも日本独特の意味を持っている文様もあります。

その他の植物文様

笹、桜、藤、牡丹、杜若、菖蒲、瓜、柳、紫陽花、朝顔、秋草、鉄線、木賊、芝草、楓、紅葉、菊、葡萄、稲、吹き寄せ、桐、橘、椿、四君子、唐草、唐花、ほか
※こちらの文様は、地域や人によっては見解が違うので通年OKかどうかは断言できません。

②自然文様

自然文様は、月、星、雲、霞(かすみ)、雨、雪、波、流水、風景など様々な自然が文様化されています。

中でも霞や雲、流水など形として表しにくいものまで、図案化されていて、これらの自然現象を文様として使い始めたのは、飛鳥・奈良時代と言われ、日本人の美意識の奥深さを感じますね。

京名所、日本三景、水辺、御所解き、など日本の風景の文様も自然文様に入ります。

自然文様:霞

カタカナの「エ」を霞で表現している文様で、エ霞の中に他の紋を描き表現される事が多いです。

横長のふくらみのある「エ」が4つ繋がると、春霞紋とも呼ばれます。

主に春によく使用されますが、こちらも通年使用OKな文様です。

カタカナの「エ」を霞で表現している文様

自然文様:波

変化する波の形を文様化したものです。

大波、小波、荒波など、種類や表現の仕方も多様で、青海波も波文の一つになり、扇型で成り立つ青海波は海からの恵みを呼ぶとされています。

通年使用OKな文様です。

大波、小波、荒波など、種類や表現の仕方も多様

自然文様:流水

生命の源である一滴の水が大海に注ぐまでの様子を人生に例え、永遠の形とされています。

着物に絵が描かれている流水の多くは小川で例えられ、風景文様の代表する、茶屋辻や御所解きなどにも必ず配置されます。

主に夏に使われる事が多い文様ですが、こちらも通年使用OKな文様です。

 

その他の自然文様

霞、雲、波、風景、茶屋辻、御所解き、江戸解き、雪、武装野、月、稲妻、雨、星、ほか
※こちらの文様は、地域や人によっては見解が違うので通年OKかどうかは断言できません。

③動物文様

中国の龍や鳳凰などの吉祥文様から伝わり、日本の動物文様が使われだしたのは、飛鳥、奈良時代と言われています。

日本では中国の文様に影響を受けながらも、植物文様や、他の文様と組み合わせて使われる事が多いですね。

動物文様:鶴・亀

延命長寿の象徴とされる鶴と亀はセットで使われる事が多い吉祥文様です。

現代は、鶴と亀、松竹梅のセットで留袖などに使用される事もあります。

吉祥性が強いので季節はお正月などに使用できる、通年使用OKな文様です。

延命長寿の象徴とされる鶴と亀はセットで使われる事が多い

動物文様:蜻蛉(とんぼ)

蜻蛉(とんぼ)は、別名「秋津」とよばれ古くから日本人に関わりの深い昆虫です。

前にしか進まず退かない事から「勝虫」として武士の間で、刀の鍔(つば)や陣羽織(じんばおり)などに使用されていました。

蜻蛉は物の頭(先)にしかとまらない習性から、頭(かしら)に出世してほしいとの願いから、かつては男児の産着に使用されていました。

主に夏に使用される文様ですが、通年使用OKな文様です。

「秋津」とよばれ古くから日本人に関わりの深い昆虫

動物文様:雀

場所や季節を問わない雀は日本中どこででも見かけられるため、日本の鳥として愛され、通年使用OKな文様です。

他の文様との組み合わせで使用される事も多く稲穂に雀は秋をイメージする時に使われ、竹に雀は縁起のよい文様として使用されます。

雀の文様着物

その他の動物文様

鶴と亀、鳳凰、鴛鴦(おしどり)、雀、蜻蛉(トンボ)、蝶、千鳥、貝、魚、兎、鹿、獅子、龍、十二支、花喰い鳥、孔雀、ほか
※こちらの文様は、地域や人によっては見解が違うので通年OKかどうかは断言できません。

④器物文様

扇、文箱(ふばこ)、色紙、御所車、楽器、短冊あらゆる道具や、生活用具を文様化したものを器物文様と言います。

時代の移り変わりと共に身近な器物も変化をして、その都度描かれる器物文様も変わってきましたが、時代を経ても伝統的な器物文様に心惹かれるのは、そこに日本人としての心が生きているからでしょうね。

器物文様:宝尽くし

「〇〇尽くし」と言う文様は、他にも「楽器尽くし」「貝尽くし」などがあり、同じテーマのモチーフを集めて文様化したものです。

宝物を集めた中国の文様を日本風にアレンジしたものです。

宝尽くしには、金嚢(きんのう)、如意宝珠(にょいほうじゅ)、分銅(ぶんどう)、打出の小槌(うちでのこずち)、隠れ蓑(かくれみの)などの代表的宝がありますが、全部が揃わなくても使われます。
通年使用OKな吉祥文様です。
器物文様:宝尽くし

器物文様:扇

広がると末広がりになる事から別名「末広」、繁盛、開運の吉兆とされています。

福を呼び込んだり、邪悪を追い払う意味を持つ扇は、神楽や、能楽、田楽などの芸能にもかかせないものです。

こちらも通年使用OKな吉祥文様です。

広がると末広がりになる事から別名「末広」

器物文様:熨斗

熨斗(のし)はもともと、アワビの肉を薄くはいで引き伸ばし、乾燥させた「のしあわび」の事です。

延寿の象徴として、細長く折りたたんだ熨斗紙の間に包み結納品や、進物に添えられ、それを図案化した文様です。

熨斗文様の中に他の文様を描き使われる事が多くある通年使用OKな文様です。

乾燥させた「のしあわび」の事です。

その他の器物文

様宝尽くし、扇、物語、貝桶、紙、熨斗、車、楽器、更紗、船、網干、垣、矢羽根、格天井、文字、八橋、几帳、結び文、文箱、ほか
※こちらの文様は、地域や人によっては見解が違うので通年OKかどうかは断言できません。

⑤割付文様

割付文様とは文様を構成する方法の一つです。

同じ文様を、左右、上下、に連続させ規則的に繰り返し割り付けた文様の事です。

代表的な割付は、

  • 三角を割り付けた鱗(うろこ)文。
  • 方形を割り付けた石畳(市松)文。
  • 円を割り付けた七宝文などです。

 

割付文様:鱗紋

三角形を連続させる事でできて描きやすい事から、古代より世界各国で見られます。

日本でも古くから古墳の壁画や埴輪(はにわ)などに文様があります。

三角の文様は古くから魔物や病を表すもので、古墳の壁画や装飾にあえて描く事で、追い払おうとしたと言われていた事から、魔除けの意味もあります。

京都では、今でも女性の厄年(33歳)に鱗文様の長襦袢を着る風習が残っているそうです。
通年使用OKな文様です。

鱗紋 三角の文様は古くから魔物や病を表すもの

割付文様:石畳(市松)文様

江戸時代中期の上方歌舞伎役者、佐野川市松が袴に愛用した事から「市松」ともよばれるようになりました。

色の違う四角を交互に表したものでこちらも通年使用OKな文様です。

石畳(市松)文様

割付文様:七宝文様

同じ大きさの円を四分の一ずつ重ねた文様です。

有職文様では、輪違いと呼びます。

七宝とは仏教の言葉で、金、銀、瑠璃(るり)、玻璃(はり)、珊瑚(さんご)、瑪瑙(めのう)、シャコの7つの宝物を意味しますが、文様の関係は不明とされています。
通年使用OKな文様です。

七宝文様

その他の割付け文様

麻の葉、石畳、鱗、亀甲、縞、格子、七宝、青海波、立涌、菱、点、網目、籠目、檜垣、紗綾形、ほか
※こちらの文様は、地域や人によっては見解が違うので通年OKかどうかは断言できません。

⑥正倉院文様

正倉院文様は奈良時代に建設された東大寺の大蔵(朝廷の倉庫)の中に収蔵された工芸品や、染織品に施された文様の事です。

日本の古典文様では最古とされ、インドや西アジアから中国を渡って伝わった文様に影響されています。

異国風のエキゾチックな雰囲気と、格調高さを併せ持つ文様が多く見られます。

正倉院文様:宝相華

想像上の花の文様で華麗な花文様の、正倉院を代表する文様の一つです。
通年使用OKな文様です。

宝相華 想像上の花の文様

正倉院文様:花喰い鳥

花や小枝を加えた鳥の文様。

鳥の種類は、鶴や鳳凰など様々です。
こちらも通年使用OKな文様です。

花喰い鳥 花や小枝を加えた鳥の文様

⑦有職文様

平安時代以降、公家の優美な装飾などに使われていた文様。

渡来文様に影響された正倉院文様が、日本の風土に合うように変化した文様です。

幾何学文様的に繰り返す図案や、整った趣の文様が多く見られます。

有職文様:立涌(たてわく)

波状の線が向かい合わせに対称的に繰り返す文様。

水蒸気が立ち上がる様子を文様化したもの。

通年使用OKな文様です。

立涌(たてわく)

有職文様:八つ藤の丸(やつふじのまる)

中央の十字形の花紋の周囲を、2つ一組の藤紋4組でかこんだ文様。

格調高い文様で通年使用OKな文様です。

八つ藤の丸(やつふじのまる)

⑧名物裂(めいぶつぎれ)文様

室町から桃山時代にかけて、中国やインドから渡来してきた文様です。

時代裂とも言われ、主にお茶の世界の茶道具や掛け軸などの裂(きれ)に使われます。

通年使用OKな文様です。

名物裂文様:荒磯(あらいそ)

波間に躍る鯉を織りだした文様で、中国渡来の裂に由来します。

通年使用OKな文様です。

荒磯(あらいそ)

名物裂文様:有栖川(ありすがわ)

鹿や馬を菱や八角形で囲んで表現されていて、有栖川宮が所蔵の有栖川錦にある文様です。

通年使用OKな文様です。

有栖川(ありすがわ)
 
 

以上が主な文様の種類でしたが、正倉院文様、有職文様、名物裂文様などの時代を背景に持つ吉祥文様は基本的には通年使用OKな文様になります。

文様自体に季節性が無い自然をモチーフした波文様なども通年着用できます。

逆に春の植物の菖蒲(しょうぶ)や
春の菖蒲(しょうぶ)

夏の紫陽花(あじさい)といった、文様自体に季節性を持つものは、その時期限定の文様になります。

しかし、桜など明らかに季節感がはっきりしている文様でも、描かれ方や文様が持つ意味により通年使用OKになったりします。

その文様が持つ目に見えない意味や成り立ちから使用時期がまちまちで、その奥の意味を知ることこそ、日本人の感性や着物の奥深さを知れる文様の面白味だと感じます。

そんな季節限定の文様の紹介や、文様の意味や成り立ちを紹介している記事がこちらです。
↓↓↓

もう少し細かく文様を知りたい人におすすめな記事になります。
 
 
「自分が知りたかった文様がどこに当てはまるのか?」

が分からなかったり、

「自分が持っている着物の柄(文様)がその場所に、見合っているかわからない」

という人は、これからの紹介する内容を順に見ていただけければ、その悩みは解決できるので大丈夫です。

 
 
まずは、「文様とはどういうものなのか?」を見ていきましょう。

着物の柄(文様)とは?

着物や帯、調度品に施されている美しい絵や柄の事を「文様」や「紋様」、または「模様」と呼びますが、現代はあまり区別される事なく呼ばれていますね。
着物の柄(文様)とは

ですが、そもそも文様や模様がどのような意味を持ち、どのような格があるのか生まれた経緯を元に説明します。
 
 
文様の元になる絵や柄は、古代では貴族の身の周りを飾った絹の織物や調度品に施され、彼らの身分を表す大切な役割を持っていました。

それらが次第に「文様」と言う用語で使われる様になりました。
 
 
一方、「模様」は貴族ではない庶民が装飾可能な”染”の技法を用いて彼らの衣類である麻衣(あさぎぬ)に施した物でした。

その後、貴族の公家(くげ)文化を受け継いた上方の織物文化圏では「文様(紋様)」と呼ばれ、町人や、武家(ぶけ)文化が発展しきった江戸の染め物文化圏では「模様」と呼ばれる事が多くなり、現代に続く「文様」や「模様」という言葉が成立したそうです。
 
 
この様な経緯を持つ文様が、現代ではどの様に変化をして、どのようにとらえれば良いのかを次の章で見ていきましょう。

着物の柄(文様)の格とは?

現代の着物は、着る人の好みの柄や色を自由に着られる事が当たり前になりましたが、近代までは着物を着るのには、とてつもなく多くの条件や、制約が有りました。
着物の柄(文様)の格とは

現代にいたる、格やしきたりの元は江戸時代の武家社会という、社会の仕組みが背景にあります。
 
 
徳川幕府が人々を収めるために用いた政治理念である儒教思想を元に、仏教思想の道義や神道思想などが複雑に混合されながら、日本人の生活の概念や価値観が培われて行きました。

それにより生まれた常識や道徳の中から衣服の概念も成立していき、厳正な規律の元に、場所の違いや、事の大小、老若男女、などの違いから、着装上の格式もできあがったのです。
 
 
ですが、物事には必ず栄枯盛衰(えいこせいすい)があり、時の移り変わりをみせ、同じ文様でも、丁重に扱われた時代と軽んじられた時代がありました。
 
 
文様の格式も又、時々のもので、今の日本には身分の違いはなく、着るもので権威を表す必要も無いため、文様の格式に上下を付ける事はできないと思います。

着物の格付けとして文様を選ぶのではなく、文様そのものの、意味合いや思いに心を配りたいですね。

そうする事で、その場にふさわしい独自で美しい着物のコーディネートができるようになります。
 
 
今まで、着物の格やしきたりにとらわれ過ぎて、着物は難しいと思っていた方も少しは着物を楽しめるのではないでしょうか。

そして、もう少し多くの種類が分かるおすすめな本を今から紹介していきます。

着物の柄(文様)がわかるおすすめな本は?

着物の文様は種類も豊富で、知れば知るほど日本の暮らしのあらゆる事に繋がっていくのがわかります。

文様に限らず「着物」に関わる文化を知る事で、

「日本のあらゆる文化を学べる」

と言っても過言ではないほど、奥が深く私たち日本人に密接な関係にあるものです。
 
 
着物のコーディネートだけの知識にとどまらず、普段の生活でとても活かされる着物の柄(文様)がわかるおすすめな本を4冊紹介します。

①きものの文様/ 藤井 健三著書/世界文化社 出版

着物に関する知識や歴史の普及活動をしている (社)全日本きもの振興会が推薦する一冊。

現代の着物文化の指針とも言える (社)全日本きもの振興会の推薦だからこそ安心できて、おすすめです。

百種類以上の文様の種類から歴史、成り立ちにいたるまで分かりやすく解説してあります。

私もこちらの本を愛読しています。

本体1,600円+税

きものの文様/ 藤井 健三著書/世界文化社 出版

②きもの文様図鑑 /木村 考著書/ハースト婦人画報社出版

染織研究家の木村 考さん著書なので、染織の視点からの文様が学べます。

古典文様に加え、文様の取り合わせやその由来、代表的な家紋などを、写真と図版で解説してあるので、どのような文様かも実際に確認できる所が嬉しいですね。
電子版500円
単行本7,560円

②きもの文様図鑑 /木村 考著書/ハースト婦人画報社出版

③明治・大正・昭和に見るきもの文様図鑑/長崎 巌 (監修)/平凡社出版

現代着物の元となる、近代着物の文様を見たい人にはおすすめ。

文様の種類別に着物や帯全体の写真付きなのでイメージが湧きやすい本です。

本体3,240円

明治・大正・昭和に見るきもの文様図鑑

④日本の文様/Nobuyoshi Hamada (著)/パイインターナショナル出版

森羅万象の美しさを凝縮した伝統文様の数々を浮世絵、器、着物等約700点もの芸術作品と共に紹介してあるので、着物だけではとどまらず、他の伝統品の文様も知りたい人におすすめです。

本体3,024円

日本の文様

以上が文様を深めるのにおすすめな本でした。

文様に限らず、着物に言われる、格式や、決まりごと(ルール)は、必ず時代背景を見ればおのずと解決できます。

「いつ、だれが、どのように」を追求していく事は、着物の事だけではなく、私たちの身近な部分にまで繋がる事が多く、それこそが着物の醍醐味だと感じます。

着物での悩みを、より最善の方法で解決するためにも、着物の先生と言われる立場の方や、着物業界に長年みえる方だからと、一人や一箇所での意見を過信しない事をおすすめします。
(格も決まり事も、それぞれの場所により違います、一つの呉服店では良しとされたものでも、もう一つの呉服店では全く逆の事を言われる事はよくあります)

自身でより多くの方の意見を聞き、その中から自分なりの決まりごと(ルール)を確立させる事が、今の時代の着物道のように感じます。